マルエム産業株式会社

くい込み継手の性能・特徴

くい込み継手の性能

当社の製品は、多くの試験結果を総合し、繰り返し結合試験、耐圧試験、衝撃圧力試験、振動衝撃圧力試験、別に引張試験、耐熱試験等を行って、優れた性能を保証しています。

継ぎ手の大きさ
(対応する管)
mm 寸法の管 4~15 16~22 25~28 30~35
スケジュール管 1/8, 1/4 3/8, 1/2 3/4 1
定格圧力 kg/㎠ 500 400 350 250
  • 1)定格圧力とは、一定の条件のもとに定められた保証連続最高使用圧力をいいます。
  • 2)上表では、安全率を4とします。
  • 3)最高使用温度 300°C

くい込み継手の特徴

管を切断し、ナットを締め付けるだけの作業で完全な配管ができます。Oリングやパッキン等を介在させずスリーブを管にくい込ますのですが、単にくい込んでいるだけでなく、その特徴はパイロットエッジにあります。
パイロットエッジは、くい込み時の案内面だけでなく、カッティングエッジによって切り込まれた管壁を上から完全に押え込んでいます。カッティングエッジの巾に限界があり、それ以上管の表面を削り込むことができない。従って、スリーブは管の表面を前進することは管が内側につぶれない限りできない。
以上の如く、一度くい込んだスリーブは、管の先端部へは絶対に抜けない。この大きな特徴が高圧に耐える最大のポイントであります。
従来の溶接、ネジ切り、フレヤー加工等の加工が一切不要で、耐圧に必要な肉厚の薄肉管で充分使用でき、管の選定が有利であり、配管工数も少なくてすみ、重量の軽減化、機器のコンパクト化が可能で極めて経済的な管継手です。

くい込み継手の採用によって、あらゆる配管のコストダウンが実現できます。

継手の材料は、本体・ナットは炭素鋼S25C~S45Cで、スリーブはその機能上、低炭素鋼を使用し、当社研究の結果独特の表面硬化を施しています。